ぎっくり腰について
椎間板ヘルニアとぎっくり腰はお互いに似ているところがありますが、基本的には全く違うものになります。
ぎっくり腰は無理な運動によって椎間じん帯を損傷してしまったり、椎間板が損傷を受けるなどが原因で起こる痛みの症状ですが、突然そのような事故が起きた時に同時に痛みが起こるという場合もあれば、くしゃみをした時にはじめてぎっくり腰になったという例も少なくありません。
また、ぎっくり腰は病名ではなく、腰痛の特にこれらのような激痛の総称です。これに対して椎間板ヘルニアは、椎間板の中にある髄核が外部に漏れ、その漏れた髄核が神経を圧迫してしまうことを言います。
ぎっくり腰はすぐに治るという場合もありますが、椎間板ヘルニアになるとほとんどの方は長い治療生活を余儀なくされます。
また、ぎっくり腰になっても、治ったらまた元通りの生活を続けるなどして再発を繰り返していた場合、椎間板ヘルニアに発展してしまうケースもありますので、十分に注意が必要です。
特に数日寝たきりになる、などの重度のぎっくり腰になったら我慢せずに病院で診てもらうことも必要です。どちらの腰の痛みも、急性期には安静が大事です。
また、ぎっくり腰では冷やすなどしながら安静にすればほぼ痛みが治まる場合が多いですが、椎間板ヘルニアの場合は急性期から慢性期へと変化していき、様々な対症療法が必要になってきます。
椎間板ヘルニアかぎっくり腰かの区別がつかないという方が多いため、ぎっくり腰だと思い込んでしまって症状が続き、一週間も経ってから病院に行く、などの場合もあり得ます。
このような場合は特に治療は困難になってしまいますので、忙しいからといって放置せずに充分な時間を取るべきです。
どちらの腰の痛みでも、予防法はほぼ同じで、特に背筋や腹筋を鍛え、正常な状態の筋肉が充分に背骨をサポートしているようにしてあげることが大切です。姿勢の矯正や食生活の偏りの改善、充分なストレッチを取り入れることも重要です。